結構重要!転職のタイミング

職場の状況や自身の事情を考慮しましょう

看護師が転職活動を始める時期と繁忙期

看護師の繁忙期は勤務している施設によって異なりますが、病院やクリニックなどの医療機関ではある程度決まった傾向があるようです。一番忙しいとされているのは12月から1月頃の真冬のシーズンで、インフルエンザやノロウィルスなどの感染症が流行しやすいこと、年末年始の医療機関の休みに備えて来院する患者が増えることなどが要因として考えられます。一方で、4月から6月を繁忙期としてあげる看護師も多くいて、季節の変わり目で体調を崩す人が多いことのほか、新人が多く配属される時期のため、自身の業務が多忙になることが関係しています。


看護師の転職の観点から考えると、こうした医療機関の繁忙期は転職活動をスタートさせるには不向きなタイミングです。働きながら転職活動を行う場合には、自分自身のスケジュールが多忙で思うように活動に時間がとれなかったり、体力的に厳しい場合もあります。また、求人サイドからすると繁忙期は採用に時間を割くことができず、求人数が少なくなることも考えられます。通常、余裕を持って転職活動を行うためには最低でも2カ月から3カ月程度の期間は必要です。そこで、人事異動の多い4月や10月頃の転職に照準を合わせて、繁忙期の終わる7月や2月ごろから転職活動を始めるのが最も最適なタイミングと言えるでしょう。もちろん、意中の医療機関で欠員などが生じたなどの理由で急な求人が出た場合などは、この限りではありません。転職を考えている場合には、繁忙期か否かに拘わらず常にアンテナを高くして情報収集することが大切です。


※記事参照元:『看護師の転職ベストシーズンを探る